ゴルフ上達レッスン14・ボールがなくなりそうなら暫定球

3番ホール、355ヤード、パー4

前進さんがティーショットした。「ありゃ」と声が出る。ボールは右の林の中へ。「もう1球お願いします」とキャディーさん。OBの可能性があるようだ。

「暫定球、打ちます」と前進さん。

打ったボールが、OBになりそうだったり、OBでなくても草や木の中に入ってボールを見つけられそうもない場所に打ち込んだしまい、ロストボール(紛失球)の可能性があるときは、暫定球というのを打つ。

暫定球は「宣言」して打とう

プロの試合の場合は、そうした危険があるホールにはフォアキャディーという人がいて、ボールの行方を確認して知らせてくれるのだが、プライベートのラウンドではそうしたフォアキャディーがいるゴルフ場は稀だ。

なので、自分で「OBかな」「あそこは探せそうもないな」というようなところに打ち込んだら、暫定球を打とう。

もし、探しに行ってなかったら、ティーグラウンドまで戻ってきて、打ち直さないといけない。時間がかかって後ろの組を待たせることにもなる。ということで、前進さんは「暫定球」と宣言して、2つ目のボールを打つことにした。

暫定球を打つ場合は、前進さんのように「暫定球を打ちます」と言ってから打たないと、最初のボールが見つかったとしても、後から打ったボールを「正球」とされるので、注意したい。「もう1球打ちます」は暫定球かどうかわからないのでだめ。

ボールに区別をつける

「ボール、替えた?」とルールさん。暫定球を打つ場合は、ボールの番号や銘柄(種類)を替えるなど、前に打ったボールと区別がつくようにしないといけない。同じようなところに飛んだ時に、1つがOB、1つがセーフだった場合に見分けがつくように。

番号や銘柄を言うのが基本で、プロなどの試合の場合はボールの銘柄を替えられない規則になっていることが多いので「1番から5番です」など番号も知らせることが多い。

ボールは例えば3個入りの箱の中は全部同じ番号になっているのがほとんど。同じ番号のボールしか持っていない時は、油性ペンなどで印をつけておけば、見分けがつく。

「印がついたのが暫定球なんで」と前進さん。今度はフェアウエーに飛んで行った。「最初からこう打ちゃいいんだよなあ」。得てしてゴルフはそういうものだ。