17番(377㍎) パー4
ボールに泥がついていた影響があったかどうか分からないが、かなりショートしてグリーン右手前にあるサブグリーンにボールが乗った。
サブグリーンは「目的外グリーン」と呼ばれる。夏と冬で季節に合った芝の違う2つのグリーンを使ってきた日本のゴルフ場の特徴でもあり、まだ多く見られる。
止まったところに一番近いグリーン外に出す
「出しますね」と私。ルーカルルールで「サブグリーンでも打っていい」と決められていない限り、サブグリーンを痛めないように、目的外グリーンの外にボールを動かさないといけない。
動かし方は難しくはないが、注意が必要だ。
ピンを中心に円弧を描いて、自分のボールに一番近い、グリーンの外側に救済を受けられるポイント(救済エリア)を決める。そこにニヤレストポイントを決めて、1クラブ以内にドロップする。
ニヤレストポイントは、サブグリーンのカラー(エッジ)にはしない。厳密にはグリーンではないとはいえ、痛めてはいけない場所だからだ。
ドロップする位置を同組の人に確認してもらおう
ニヤレストポイントにティーペグでマークして、ボールにもマークして拾ってきてドロップした。
もし、グリーン面が周りより高くなっている「砲台グリーン」で、グリーンの外側に傾斜があってボールをドロップしたときに1クラブレングス以上転がってしまったら再ドロップしないといけない。
サブグリーンの左側、グリーンの花道に近い方が救済エリアだと思ったので、そこにドロップした。ピンを狙いやすい位置になったので「大丈夫ですか?」と確認した。「いいんじゃないの」とルールさん。公式競技などでは、厳密にやる手順があるが、今日は競技ではないので、最低限の手順でOKしてくれた。
ちょっと前上がりのライになったが、ピッチングウエッジでピッチエンドランのアプローチをした。雪が解けて濡れたグリーンであまり転がらなかったが、2㍍ぐらいに寄った。
スタンスがかかる場合も救済を受ける
もし、ボールがサブグリーンの外にあっても、意図するスイングをする場合にスタンスがサブグリーンにかかってしまう場合はどうしたらいいだろう。
旧ルールではスタンスがかかった場合はそのまま打たないといけなかったが、新ルールでは救済を受けなければならない、と変更になっている。